身体の病気に伴う心理的な問題の中でも特に、化学療法や手術、放射線治療、入院生活等に伴うストレスや心理的な問題についてのサポートを中心に行っています。主治医による医学的な治療にプラスして、通院での治療中や入院中の患者様やご家族の精神的健康を保つために、心理学的な視点からサポートをさせていただきます。

患者様やご家族が現在悩んでいること、困っていることについて専門的な視点からお話を伺い、これからどうしていけばいいのか（抱えている問題の解決方法や対処方法）を一緒に考えるという支援を行っています。例えば、身体の病気に伴う不安感・うつ気分・イライラ・無気力などの心理的問題を軽減することや、入院生活や日常生活において患者様（あるいはご家族）が感じるさまざまな心理的ストレスを緩和することをお手伝いします。その他に、強い不安や緊張に対するリラクゼーション法の指導や、生活習慣病改善のための日常生活の過ごし方を一緒に考えることなどもします。

患者様の状態を客観的に把握するために、医師と相談のうえ、必要に応じて心理検査を行っています。心理検査には、うつ気分や不安感の程度を測定するものや、心身の健康状態を測定するもの、性格傾向や知的機能を測定するものなどがあります。