心血管疾患の中には、急に発症しきわめて重篤な症状に至るものが少なくありません。当科では、そのような場合早期に対応できるように、循環器医師の当直体制をとっています。
　これによって、急性心筋梗塞症に対しては、できる限り早期に心臓カテーテルによる冠動脈再灌流を行い、心源生ショックの際には適切な呼吸循環管理を開始することができます。
　外来診療においては、心エコー検査やホルター心電図、負荷心筋シンチグラムや冠動脈CTさらに心臓MRI検査を行い、正しい診断の後最適な治療を行っています。
　地域医療機関と協力して心臓リハビリテーションを推進し、心不全の増悪による再入院を減らせるように努力しています。そのためには、医師、看護師、リハビリスタッフ以外にも多くのコメディカルの方々のご協力が大切であると認識しております。今後ともご協力お願いいたします。

虚血性心疾患（急性冠症候群、狭心症、無症候性心筋虚血）、心臓弁膜症、心筋症、高血圧症性心疾患、不整脈、諸疾患に伴う心不全、などの疾患を対象として診療しています。また、下肢動脈疾患にも対応してまいります。

　　　◎主な検査や治療の実績を示します。（／年間）

　　　　　ＰＣＩ：約150例
　　　　　ペースメーカー植込み：約20例
　　　　　心エコー：約2800件以上、冠動脈ＣＴ：約300例
　　　　　経食道心エコー：約30～50例
　　　　　負荷心筋シンチグラム：約250例