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救急外来

臨床検査科

部門紹介

臨床検査科は、医師の依頼に基づき、正確な診断と適切な治療に必要な各種検査を行う部門です。検査は、国家資格を有する臨床検査技師が担当し、迅速かつ正確な検査結果を提供することで、安全で質の高い医療を支えています。

臨床検査科では、次の4つを重点施策として取り組んでいます。

  • 救急医療に対応する24時間体制の検査業務の充実
  • 迅速かつ精度の高い検査結果の提供による診療効率の向上
  • 輸血管理業務の一元化による、安全で迅速な輸血医療の実現
  • 高度な専門検査に対応できる臨床検査技師の育成

臨床検査は大きく3つの分野に分かれています。
患者様から採取した血液、尿、糞便などの検体を分析する検体検査(6分野)、患者様から直接的に情報を得る生理機能検査、組織や細胞を直接調べる病理検査に分かれます。

業務内容

臨床検査科業務

臨床検査科の役割

当センターでは、臨床検査技師が外来採血および一部病棟採血を担当しています。外来患者様には、診察時に検査結果をもとに診療が行えるよう、特殊検査を除き診察前までに検査結果を報告できる体制を整えています。また、24時間体制で夜間・休日の緊急検査にも対応し、救急医療を支えています。
検査結果の信頼性を確保するため、日々の内部精度管理に加え、日本医師会、日本臨床衛生検査技師会、埼玉県臨床検査技師会などが実施する外部精度管理調査にも積極的に参加し、検査精度の維持・向上に努めています。

  • 検体検査

検体検査は、血液、尿、便など患者様から採取した検体を分析し、病気の診断や治療効果の判定に役立てる検査です。

生化学検査 血清(血液のうち細胞ではない液体部分)中に含まれるタンパク質、糖、酵素、脂質、電解質などを測定します。また血液中の酸素や二酸化炭素の量を調べる血液ガス分析もあります。
免疫・血清検査 感染症(HIV、肝炎など)の検査、腫瘍マーカー測定、ホルモン測定などを行い、感染症や悪性腫瘍、内分泌疾患の診断や経過観察に役立てます。
血液・凝固検査 赤血球、白血球、血小板などの血球数や形態を測定・観察します。また、血液が固まる機能を調べる凝固検査や、骨髄検査の標本作製・検査にも対応しています。
輸血検査 安全な輸血のため、血液型判定、不規則抗体検査、交差適合試験を実施します。また、血液製剤の保管・管理・供給、副作用の調査など、輸血療法全般の管理を行っています。
一般検査 尿、便、髄液、胸水、腹水、関節液などを対象に、化学的検査や顕微鏡検査を実施します。尿検査では蛋白や糖、潜血、尿沈渣を、便検査では便潜血や寄生虫検査を行います。また、各種体液検査では炎症や感染症などの診断に必要な情報を提供します。
細菌検査 細菌や真菌など感染症の原因微生物を特定し、適切な治療につなげるため、抗菌薬に対する感受性(薬剤感受性)を調べています。また、ウイルス感染症では、インフルエンザやアデノウイルスなどに対する迅速抗原検査を実施するほか、COVID-19や抗酸菌感染症に対しては遺伝子検査を行い、迅速かつ正確な診断に努めています。担当する臨床検査技師は、感染制御チーム(ICT)の一員として院内感染対策にも積極的に携わり、安全な医療環境の維持に貢献しています。
  • 生理機能検査
    生理機能検査は、患者様の身体から直接情報を得て、臓器や身体機能を評価する検査です。
心電図検査 心臓の電気的活動を記録し、不整脈や虚血性心疾患などを調べます。標準12誘導心電図のほか、ホルター心電図、運動負荷心電図にも対応しています。
呼吸機能検査 肺活量や換気能力などを測定し、呼吸器疾患の診断や重症度評価を行います。
聴力検査 聴力低下の程度や原因を評価します。
平衡機能検査 めまいの原因となる平衡機能の異常を調べます。
超音波検査
(エコー検査)
超音波を用いて体内を画像化する安全で負担の少ない検査です。心臓、腹部、乳腺、甲状腺、頸動脈、下肢血管など幅広い領域の検査を行い、有資格の超音波検査士が担当しています。
脳波検査 脳の電気活動を記録し、てんかんなどの神経疾患の診断に用います。
筋電図・神経伝導検査 筋肉や末梢神経の働きを調べ、神経・筋疾患の診断や評価を行います。
ABI(足関節上腕血圧比)・血圧脈波検査 四肢の血圧や脈波を測定し、動脈硬化や末梢動脈疾患の評価を行います。
  • 病理検査
    病理検査は、組織や細胞を顕微鏡で詳しく観察し、病気の確定診断を行う検査です。
病理組織検査 内視鏡検査や手術で採取された組織から標本を作製し、病理医が顕微鏡で観察して診断を行います。良性・悪性の判定や病変の広がりを評価し、診断や治療方針の決定に重要な役割を担っています。また、がんの種類や性質を詳しく評価することで、分子標的薬や免疫療法などの適切な抗がん剤の選択や、がんゲノム医療に必要な病理学的情報を提供するなど、個別化医療の実現にも大きく貢献しています。
術中迅速病理診断 手術中に病変の良悪性や切除断端、リンパ節転移の有無などを迅速に診断し、手術方針の決定を支援します。
細胞診検査 子宮、気管支、乳腺、甲状腺、尿、喀痰、体腔液などから採取された細胞を顕微鏡で観察し、がん細胞をはじめとする異常細胞の有無を診断します。細胞検査士と細胞診専門医が連携して精度の高い診断を行い、がんの早期発見や治療方針の決定に貢献しています。また、手術中に迅速に診断を行う術中迅速細胞診にも対応し、術式の決定を支援しています。
病理解剖 不幸にしてお亡くなりになった患者様をご遺族の承諾のもと、死因や病気の経過、治療効果などを検証します。

スタッフ紹介

医療責任者

病理診断科
主任部長
瀧本 壽郎
  • 厚生労働省死体解剖資格
  • 日本病理学会 認定病理医
  • 日本臨床細胞学会細胞診専門医
  • 臨床研修指導医
  • 緩和ケア研修会受講

スタッフ

病理診断科部長 冨田 茂樹
  • 厚生労働省死体解剖資格
  • 日本病理学会 認定病理医
  • 日本臨床細胞学会細胞診専門医
  • 臨床研修指導医
技術責任者
臨床検査科長
佐々木 真一 臨地実習指導者講習会受講
スタッフ
33人 (医師2名、常勤技師23人、非常勤技師6人、助手2人)